一番を意味する「ロダ・ウノ」

赤ワイン

ロダ ウノ レセルバ / Roda Uno Reserva

  • [ブドウ品種]テンプラニーリョ / Tempranillo
  • [ボデガ名]ボデガス・ロダ / Bodegas Roda
  • [収穫年]1997年
  • [生産地]D.O.C.リオハ / La Rioja

■スペイン、リオハ、アロ村から世界の美食家へ

スペインワインの銘醸地リオハおいて、屈指の品質と評価を得ている生産者、それがアザミの花が目印の「ボデガス・ロダ」です。
ボデガス・ロダ
Mario Rotlant(夫)とCarmen Daurella(妻)両家の苗字「Ro」「Da」から命名されたこのボデガ、リオハ・アルタのアロ(HARO)村に創立したのは1991年と比較的新しいにもかわらず、世界各地の高級レストランで採用され、美食家たちにも広く知られ、いまやリオハのみならず、スペインのトップ・ワイナリーとしての評価を獲得。革新と持続可能性の象徴でもあります。
ボデガス・ロダBodegas

■ワインファンなら一度は飲みたい「ウノ」

ボデガス・ロダ4種リリースしているワインの中でも、私のオススメは「ロダ・ウノ」。その深遠さは、パワフルさとはちがう上品さにあります。グラスに注ぐと、カシス、プラムの香りのほか、チェリーやベリー系の赤い果実の芳香が一気に鼻腔に押し寄せ、クリームのような甘美な香りも立ちこめます。後を追うように、黒コショウやシナモン、クローブなどハーブのスパイスや、チョコレート、エスプレッソ、ウイスキーなどリッチで複雑な香りが続きます。

ロダ・ウノ口に含むと、繊細な酸としっかりした果実味にキメ細かなタンニンが溶け込み一体化。ジューシーなのにフレッシュで、涼やかな印象すら感じられます。口当たりも滑らかでシルクのよう。重すぎず、軽すぎず、調和がとれていて、余韻も長くキレイ。最後の一滴まで上質な旨みを感じることができます。

■特別な日に特別な人と味わう「ロダ・ウノ」のマグナム

ボデガス・ロダ ブドウ畑ボデガス・ロダは、リオハの中でも歴史あるアルタ地区の中心アロ村のはずれにあります。標高450~550mに28の畑があり、栽培面積120haはリオハ最大。テロワールは石灰岩と粘土質、沖積土壌で、エレガントな酸を生み出す最適な条件が揃っています。樹齢30年を超える古木から生まれるブドウから造られた、アロマとフレーバーがエレガントに凝縮された逸品。ボデガス・ロダ ブドウ畑1500ml入りマグナムは、特別な日に気の置けない人と、じっくり時間をかけて堪能したいワインです。
=>このワインのご購入先 「特選スペインワイン発見!」

Tomomi Inoue

Tomomi Inoue

広告および編集の企画・取材・制作を続けて40有余年のライター。数多くの企業の広報活動に携わる一方、ワインジャーナリストや醸造家との親交を通じて、スペインワインの素晴らしさに魅せられ、ポータルサイト「スペインワイン発見!」、販売サイト「特選スペインワイン発見!」を開設するほか、SNSを活用しながらスペインワインの普及に努めている。世界最大のワイン教育機関 WSET が発刊する「Wines & Spirits(レベル3)」日本語版の翻訳・監修をはじめ、ワインにまつわる記事も執筆している。

特集記事

TOP